野宿の旅で観光したくなったとき、荷物をどうするか

野宿をしながらの旅に出る理由は様々だと思います。私のように湖を見に行くとか、京都まで歩いてみようだとか、単純な理由も多いでしょう。

 

行く先々では花祭りが開かれていたり、露天が出ていたり、何かのイベントが行われていたりします。基本的には歩き疲れてあまり体力がないので通り過ぎるだけなのですが、たまには見物したくなることがあります。

 

そんなとき、重い荷物を背負っていてはゆっくりと見物も出来ません。人混みの中では邪魔にもなりますし。

というわけで、そんなときにはコインロッカーを探すのがおすすめです。

コインロッカーの探し方

 

しかし道ばたにはコインロッカーは置いてありません。コインロッカーを探すには、まず駅を探すことになります。駅にコインロッカーがおいてない場合はあきらめましょう。たぶん、どこにもおいてないか、見つけにくいところにしかありません。

 

駅を探すのは、他のものを探すよりだいぶ楽です。道路上に看板が出ていることも多いですし、なにより、いざとなったら人に聞けば教えてもらえます。街角の町内地図なんかも頼りになりますね。

 

静岡県で滞在することになったとき

浜松城

 

野宿の旅の途中、しばらく同じ地域に留まったことがあります。事情により、連絡がつくまで動けないことになったのです。

 

仕方がないので町中を観光して過ごすことにしたわけですが、やはり、そういうときにずっと荷物を背負っているのはつらいものです。重いし目立つしと、旅が中断されてしまっていると、野宿用の道具というのは邪魔でしかない。

 

そこで、駅のコインロッカーに荷物をしまって、身軽になってから町中を見回りました。駅の地下ではパンを食べ、図書館で一冊本を読み、ゲームセンターの様子を見たりしながら道に迷いました。

 

ちょっと離れてはいるけれども、旅をしていればそのくらいは一日で歩く程度の距離にあった動物園も訪れました。ずいぶん山の上にあって、バスが横を通り過ぎるたび、この辺歩いてくる人はいないんだろうなと思ったり。

 

野宿用の荷物を下ろして身軽になっていると、軽い足取りも新鮮で、ちょっとくらいの遠出は全く苦になりません。

 

野宿に慣れて、体力がついてから

元気な旅人

 

とはいえ、私も最初は観光をするような余裕はありませんでした。最初に決めたルートを歩き通すだけで精一杯で、いくら荷物を下ろしてでも、余分に動き回る体力はなかったのです。

 

旅を続けていると、だんだん体力がついてきます。一度に食べられるご飯の量も増えてきます。観光をすることを考えるのは、それからでもいいと思います。

 

それまでは野宿の旅を完遂するほうを優先した方がよさそうです。

野宿の旅での洗濯事情~町中にあるコインランドリーを使う?

野宿で長々と旅を続けていれば、着替えのストックが尽きてきます。そもそもからして、軽量化のために着替えをたくさん持つわけにはいかないのですから。

 

川で洗濯をする時代ではありませんので、やはり、通常はコインランドリーを使うことになるのではないでしょうか。私も、休憩を兼ねて使わせてもらいました。

 

特に体が重いときというのがあるものです

 

早朝に小田原市を出た私は、箱根の峠に向かいました。世に伝え聞く天下の険。なんというか、さすがにこう、他の坂道、山道とは、傾斜が違いました。階段でももっと緩やかだよな……と思えます。

 

峠の上の方ではまだ雪が残っていたからでしょうか、私は峠で野宿するのを避け、そのまま越えてしまいました。ひたすらに上り続け、そこを越えると今度はまた果てしなく続く下りの道。

 

そして、三島市の看板を過ぎたあたりで、やっと野宿をすることにしたのです。直線距離にすれば、いつもよりも短い道のりだったかもしれません。しかし、あの傾斜を考えれば、もっと早く休むべきでした。翌日の疲れはひどいものでした。

ゆっくり休む名分作りに洗濯を

カフェで休む女性

人にもよるでしょうけども、歩きで野宿の旅を続けるとなると、やはり一日にこのくらいは進まないと、というノルマのようなものを決めてしまうものです。なんとなく、そのくらいは歩いておかないと、自分に負けた気がしてしまいます。

 

でも、「今日はそろそろ洗濯しておかないといけないし」と、長時間の足止めの理由があれば、自分に言い分け出来ます。

 

箱根を越えて疲れていた私は、翌日はコインランドリーで時間を潰し、今日はちょっとゆっくりペースでいいやということにしたのです。

着替えは少し多めがいい

タンスの着替え

野宿での寒さを凌ぐために、重ね着をおすすめしました。当然、それだけ衣類が増えて重くなりますし、かさばります。衣服の重量も、馬鹿にはならないものです。

 

とはいえ、着替えは少しくらいは多めに持っていた方が安心です。暑い日に脱ぐと余分な着替えを持つことになりますが、予備がないと寒い日に着ることが出来ません。だいたいにおいて、足りないよりは少し余るくらいの方がましなものです。

 

それに、野宿の旅といっても、お店に入らないわけでもなければ、観光名所を訪れないわけでもないでしょう。私もちょっと小田原城を見物したり、図書館に入ったりしたことがあります。

 

そんなときは、さすがに着替えておきたいところです。必要なときに、新しい着替えを一着準備出来るようにしておくくらいは、予備を持っておくのがおすすめです。

野宿の旅では、お風呂に注意。温泉は危険!

 

温泉。

 

たいていの日本人は、温泉が好きですよね。旅といえば温泉、なんてイメージもあります。まして毎日歩き続けて疲れ切っているとなれば、温泉で体を休めるのもいいかななんて思うのは当然です。

 

野宿が続いて、何日もお風呂に入らないということ自体、普段はあまりないことです。でも、そういう旅の最中だからこそ、風呂につかるのに注意が必要なのです。

 

初めての長い野宿の旅の時の話……

 

あれは、一週間かけて200kmほど歩いたときのことです。荷物を背負って毎日30km歩くというのは初めてでした。ただとにかく疲れ、ひたすらに足が痛い。足先に違和感を感じて変な歩き方をするから、余計に負担がかかる。

 

しかし、徒歩の旅というのはそういうものだろうから、あまり気にせず歩き続けました。そうして五日目くらいだったでしょうか、ふと目にした看板に惹かれ、温泉に入ることにしたのです。

 

はい。いい湯でした。入っている間はとてもいい気持ちでした。問題は、出た後です。

 

医師のストップ

 

すでに、大きなマメはつぶれ、靴下に黒くこびりついていました。そしてまた、新しい小さなマメが出来ている状態。この状態でお風呂に入るとどうなるか?

 

歩けないんですよ。痛くて。

 

旅路に戻って最初の感想は、「ちょ、あれ、何? どうしてこうなった?」。今までもマメの痛みは我慢してきましたが、ふやけてしまって感覚が過敏になったからかどうか、痛みの質が変わってしまったのです。

 

足先をふやけさせなければ大丈夫なはず

 

というわけで、足のマメがひどい状態でお風呂に入るのはあまりおすすめ出来ません。だけどやっぱり温泉くらい入りたいということもあるでしょう。その場合は足先を湯船から出して、あまり湯につからせないことです。別に、ちょっとでもお湯に触れたらだめというわけではないはずですから。

野宿の疲れをとるのは大事

旅館でくつろぐ

毎日歩いて、野宿を続けていれば、疲れはたまります。肩は痛いし、首も痛むし、ふくらはぎもギシギシいいます。そういった筋肉の疲れをとることを考えれば、温泉は悪くありません。

 

同じような考え方で、旅の途中で、たまに一泊の宿を取るのもよいでしょう。全行程を野宿にするという目的を含んでいないのであれば、たまには宿泊するのもよいものです。

 

私も、翌日が箱根の峠越えというときには、ビジネスホテルに泊まったことがあります。さすがに明日はきつそうなので、体を休め、お風呂にも入っておこうかな、と。

 

ときどき宿を取る新鮮さも、野宿の旅の楽しみの一つだと思います。

野宿で旅する装備は減らしたい。でも風邪薬くらいは持って行こう

あれは自転車で出かけたときのことです。なんと、三日目で帰ってきてしまったことがあります。出発した初日、海岸で風に当たりすぎたのでしょうか、夕方に野宿場所を確保した後、急に体が重くなりました。

 

あぁ、これは風邪の初期症状だなと思いつつも、風邪薬は持っていませんでした。何かあったときのために、健康保険の番号は控えてありましたが、病院に駆け込むほどでもない。

たまたまヤマ勘が当たったからいいものの……

 

テントで少し休憩したのですが、具合がよくならない。暗くなっていましたが、薬局を探しに行きました。自分の町を思い出しながら、薬局がありそうな通りはどの辺りかと考えて、勘で街中を歩いたのです。

 

薬局はコンビニと違って、歩けば見つかるというものではありません。2,30分歩いただけで見つけられたのは幸運でした。たった一つ曲がる場所が違っただけで、体力を失うだけに終わった可能性もありました。

 

薬局

 

野宿の旅は体力勝負ですから、そんなところで体力を消耗するのは避けたいところです。

 

ちょっと重くても野宿に非常用装備は必要

 

風邪薬一つは重くはありません。問題は、「風邪薬はあった方がいいよね。じゃぁもって行こう」という考え方は、「○○もあった方がいいよね。じゃあもって行こう」に繋がってしまいかねません。これを全部認めていたら、装備が重くなりすぎます。

 

それでも総合感冒薬一瓶と、プロテインを詰めた缶一つくらいはあってもいい気がします。体調が悪いときに飲む薬と、すぐに摂取できる栄養源ということで。

 

数ある「あった方がいいもの」の中で、風邪薬はかなり優先順位が高いはずです。

旅の最中は意外と風邪を引かないもの

 

野宿の旅というのは、もちろん厳しい環境に身を置いています。夜中は寒いし、体力は消耗してるし、すごく風邪をひきやすいように思えるかもしれません。ところが、気合が充実してるからなのかなんなのか、意外と体調は悪くならないものです。

 

体質にもよるかもしれませんが、同じタイプの方の場合、つい非常用の装備をおろそかにしがちだと思います。私がそうであったように。

 

しかしそれでも、時に体調を崩すことはあるものです。もしないにしても、薬一瓶で安心が買えるなら損はないと思います。あの薬もこの薬もっていうほど増やすわけではありませんので。

 

結局このときの旅では、翌日も体調がよくならなかったので、同じ場所で野宿しました。自転車の具合も悪くなるしで、「今回は流れがよくない」ということで三日目に帰ってしまったわけです。

 

同じ場所で野宿したのは、このときが最初で最後でした。

野宿をするとき、テントを敷くのも悪くない

歩きで野宿の旅をするとなれば、リュックサックにテントと寝袋を積むのが一般的な形だと思います。公園とか橋の下とか、暗くなって人通りが少なくなった頃を見計らってテントを張ることも多いと思います。

 

それはもちろん基本ですので、だめというわけではありません。しかし、春とか秋とか、暑い時期以外に野宿をすると分かることですが、意外と地面って冷たいのです。

 

凍える足の指先。眠れない夜

私も何度も経験していますが、テントの中で寝袋を敷いてその中で眠るにしても、足先が冷たくて夜中に目が覚めてしまいます。

 

公園で野宿するにしても、道ばたの草地で眠るにしても、大地の冷気は容易くテントのシート一枚をすり抜けて、寝袋ごと体を冷やしてしまうのです。

寝袋は厚めがいいとお話ししましたが、その分重くなります。出来るなら、軽量のものにしたいところですよね。

 

あら不思議。テントを敷いたら全然寒くない

 

旅に出た二日目。一日目の夜は、いつも通りテントを張りました。三月の初めでしたので、まだまだ地面は冷たい時期です。案の定、寒くてよく眠れませんでした。

 

寝床が見つからずに困っていた二日目は、ちょっと公園のベンチで寝てみようかと、寝袋だけ入って横になりました。すると、全く風が入ってこない。防風性能は、寝袋だけで完璧だったのです。

 

テントを張る利点は雨をしのげることと、風をしのげることだと思っていました。ところが、風だけなら寝袋で十分。じゃぁ、テントいらないんじゃないか? というのが最初のひらめきでした。

 

そこでテントを折りたたんで、布団のように敷いて寝てみたのです。すると……全然冷たくない。今までの寝付けなさが嘘のように、ゆっくりと朝を迎えることが出来ました。それ以来、野宿の時は基本的にテントを敷くことにして、雨が降っているとか、仕切りがほしいときなどにテントを張ることにしたのです。

 

それでもテントはあった方がいい

テントと男性

テントは荷物の中では重い方です。テントを下ろすだけでもかなり肩が楽になります。持たなくていいなら持ちたくないくらいです。

 

もし、テントを持ち歩くのではなくて、断熱シートで代用出来るなら、どれだけ楽になることでしょうか。行楽地で見かけるような銀色のシートなら、ずっと軽量化出来ます。

 

私もいっそのことテントをやめて断熱シートにしてしまおうかと考えたことはありますが、それでも、野宿の旅をする以上は念のためテントは持っていた方がいいと思います。

 

雨は降るものです。そういうときだけ橋の下など、雨宿り出来る場所を探すことも出来ますが、いつも見つけられるわけではありません。野宿の旅で必要なのは、イレギュラーへの対処力です。いつも通りにいかないのが当たり前なのですから、汎用性のあるアイテムはあった方がよさそうです。

野宿の旅の必需品は寝袋。暖かいやつを選びましょう

やっと春になった季節。コートなどを着なくてもいられるようになった頃、北に向けて旅立ったことがありました。それはもう寒くて寒くて、雨も降ってないのにカッパを着て過ごすことになりました。

 

まともな睡眠は一日3時間。あとは横になってるだけ

 

そんな寒さですから、夜もひどいものでした。一日中歩いて疲れてますから、眠ることはできます。テントを張って寝袋に入って横になれば、勝手に眠りに落ちます。

 

だけどそれは3時間ほどのこと。そのくらいでひとまずの体力が回復し、目が覚めてしまいます。そこから先は、寒くて眠れません。でも、寝ておかないと体がもたないと分かってますから、横にはなってます。

 

そうして、ひたすら寒さに耐えながら数時間を過ごすと、やっと早朝を迎えて「そろそろ出発するか……」となるわけです。

 

野宿の旅で、夜ゆっくり眠れないというのは、体力的になかなかつらいものがありました。

 

寝袋は、荷物としては大きめ。ちょっとかさばります

 

旅の荷物をリュックサックに搭載するとして、一番大きく重たいものはテントになるでしょうか。二番目が寝袋です。ものによっては小さいものもありますし、軽いものもありますが、それだとたいてい薄手で寒いものです。

 

もうちょっとましな環境で野宿を続けようとなると、少しくらいの重量や大きさは我慢しなければなりません。睡眠は食事に負けず劣らず重要なので、寝袋は最低限度よりもすこし暖かそうなものを選ぶのが安全策ですね。

 

それでも寒いときは、ひたすらに重ね着をしましょう

冬支度

大丈夫だと思って買った寝袋がやっぱり寒かったとか、なんか今日はすごく冷え込むなということはあるものです。そういうときは、一枚重ね着をするだけで一気に変わります。

 

ある時期、ちょっと町中で野宿をして過ごしていました。春先の東北地方だったので、夜はかなり冷え込みます。一日目も重ね着はしたのですが、やっぱりすごく寒かったのです。

 

二日目か三日目だったでしょうか。お店で上下1セットを追加しました。すると、その夜はちっとも寒くなく、信じられないほどゆっくりと休むことができました。野宿であんなにゆっくり眠れたのは初めてでした。

 

靴下なんかは4枚くらい重ねたはずです。上下の衣服は何枚だったでしょうか……上はコートから始まり……え、と、6枚くらい?

 

市街地でのことでしたので、あそこまで着ぶくれしてる姿を見られると、不審者にしか見えなかったでしょう。まぁ、あの時期は見逃してもらえたとは思いますが。

 

寒いときの野宿のコツは、寝袋を選ぶことと、重ね着です。不格好であることを除けば、重ね着は万能ですから、いくら何でもやり過ぎだろうというくらい重ねてみてください。

野宿の旅での食事は大事。とくに非常食は切らさないこと

 

都会で暮らしていると、そこら中にコンビニがありますよね。私の住んでいるところは都会ではありませんが、ある程度歩けばコンビニの一つ二つは国道沿いには見つかります。

 

だからおなかが空いてきたらコンビニで買えばいいやと言って、非常食を常備するのを怠ると、大変なことになります。非常食も買い込むと重いし、荷物は軽いに越したことがありませんから、ついおろそかにしてしまいがちです。

 

食べ物が底をついた。飲み物もない。さてどうしよう

 

あれは自転車で富士山を見に行ったときのことでした。自転車は移動速度が速いので、なおさら非常食なんて必要になってから買っても大丈夫だろうなんて考えていました。

 

ところが、富士山の近く、十里木高原の近辺ともなると、コンビニなんて見当たりません。どこかにはあったのかもしれませんが、傾斜の激しいあのあたりを走り回るのは無駄に疲れます。

 

結局、一箱の非常食だけで夕方から翌朝を過ごしました。高原で野宿したわけですが、いやぁ、おなかが空いて空いて……。

 

朝になって、景色はいいけどゆっくりしていられないので、何かお店はないかと勘で探しに出かけました。ドライブインを見つけたものの、早朝では開店していません。仕方なく、おなかを壊さないかと心配でしたが、空きっ腹で抹茶ミルクを飲みました。

 

今まで飲んだ、どんな飲み物よりもおいしかったのを覚えています。

 

食事は定期的に、少量ずつ。腹六分目くらいが望ましい

野宿の旅では長時間歩いたりすることになりますが、かなり疲れます。そうすると、ご飯を食べる気力もなくなります。食事って疲れるんだな……と実感できます。

 

実は、食べたものを消化するのは結構な体力が必要です。歩くことにも体力を使い、消化するのにも体力を使うでは体力が持ちません。

 

ですので、食事の際にはあまりたくさん食べない方がよかったりします。何回かに分けられるなら、休憩ごとに食べるなどして、分散させましょう。

 

とくに旅に慣れるまではあまり喉を通らないものです。体力がついてくると、普通に食べられるようになるんですけどね。

 

野宿の天敵は重さ。それでも大切な水と非常食

ペットボトルのお水

野宿の旅をしていれば分かりますが、水は重くて邪魔になります。できるだけ装備を軽くするのは当然として、さらに軽量化しようとすると、水を減らすことを考えます。

 

町中を通っている間はいいかもしれません。しかし、長旅ならどこかで山の中を通ります。そういうときは絶対に水を減らさないでください。

 

登山とは違い、平地を進む分には多少少なくてもなんとかなりますが、一日分の飲料と食料は持っておいた方が安心です。丸一日何も購入できるお店がないということは、今のところ経験がありませんので。

 

安定して野宿の旅を続けるコツは、飲み物と食べ物を切らさないこと。旅は体力勝負ですから。

野宿で旅をするときは歩く場所を選びましょう。大きな国道は不便です

 

あれは、何度目かの旅の時の、四日目だったでしょうか。公園で野宿をした翌朝のことでした。国道のバイパスを歩いていると、パトカーが横に止まって呼び止められました。

 

心配される場所というものがあります

 

別に、私が何か悪いことをしたというわけではありませんでした。交通量の多い国道バイパスでしたので、通報を受けた警察が、「ちょっとここ危ないので、安全なところまでお送りします」と言いに来てくれたのです。

 

とはいえ、旅というのは自力で歩いてこそのものですので、いやぁそれは困るなぁと答えると、地図を見せてくれて、次の曲がり角を折れて、そこからこう行ってあー行ってってすると、車の少ない道を通って目的の方向に向かうことができますよと、教えてくれました。

 

歩行者通行止めとかではないので、歩いてはいけないわけではないものの、通報があれば駆けつけなければいけないので、できるだけ警察に心配されるような場所は避けた方が旅が快適に続けられるでしょう。

 

法定速度を守っている車なんかまず見かけません

 

実際、車というのは出せるだけのスピードを出したがるものです。法定速度以上、警察に捕まる速度未満の最大値を出したがる傾向にあります。

 

狭い道で接触しかねない場合も、歩いてるヤツ邪魔だなぁと思うだけであって、自分がスピードを出しすぎているなんてことを反省したりはしません。

 

猛スピードで走る車

 

確かに危ないものなので、交通量の少ない場所を選んで通った方がのんびり歩けます。

 

国道から外れた方が、野宿できる場所も見つけやすい

 

国道をまっすぐ歩いて行くと、野宿できそうな場所を見つけられなかったりします。小さな公園なんかは国道沿いにはあまり見かけないものです。

 

人が多すぎて寝床にはできそうにない大きな公園なんかは、国道沿いに見つけられたりもするんですけどね。

 

野宿の都合上も、交通量の多い国道を避けて通った方が賢明ですね。橋の下で寝る場合なんかは、上でガタンゴトンと一晩中うるさくて寝付きが悪くなりますし。

 

音がうるさくても眠りにつくことはできます。疲れ切ってるので一度は眠れるのです。しかし、3時間くらい寝るとある程度まで体力が回復してしまうのか、目が覚めてしまいます。すると、どうしても音が気になってゆっくりできないという……。

 

寝床を見つけないことには一日の行程が終わりませんので、少なくとも日が落ちる頃には国道を離れて、野宿できそうな場所はないかと脇目に見ながら歩けるルートを選びましょう。

 

常に寝床の都合を考えておくのが、野宿の旅でのコツです。

 

歩きで野宿の旅をするときは、疲れをためないように。歩幅は小さい方が疲れにくい

 

今まで何度か野宿をしながら旅をしたことがあります。その半分は自転車での旅でしたし、もう半分は歩きでの旅でした。

 

そこで、私の旅の体験を元に、これから同じように野宿の旅をしてみようかという人向けに、ちょっとしたアドバイスをしてみようと思います。

 

まず最初にお話ししたいのは、歩くことは意外と大変ということです。

 

なめてはいけない。ただ歩くだけでも疲れるんですよ!

 

誰でも歩くことぐらいはしていますね。普段、そんなに疲れるほど歩きませんよね。だから、ちょっとくらいたくさん歩いたってそんなに大変じゃないだろうと思ってしまうかもしれません。

 

いや、全然違うんです。くっそ疲れるんです。まして、テントやら寝袋やら、飲料、食料、着替えにライトに……と背負っていたらなおさらです。

 

野宿での旅をする前から、30キロから50キロくらいなら歩いて出かけたりしていました。そんな私でも、荷物を背負って旅に出た初日、出発から数時間後に「こ、これは大丈夫だろうか」と悩んだことがあります。

 

ほんの15キロ歩いた程度で、足が痛くなったのです。ふくらはぎのあたりが、ぎしぎしとさびたブリキのようになり、アニメだったら歩くたびに「ぐぎぎ」と効果音がつけられそうでした。

 

歩幅を小さくしましょう。登山でも通用するコツです

ちょこちょこ歩く

そこで工夫をしたのが歩幅です。いつもの調子で歩いていたのですが、意識して歩幅を小さくしたことで、歩くときの痛みが和らぎました。

 

そして、そこからまた1,2時間歩いた頃には、さびたブリキのようなきしみも薄れてきたのです。このコツをつかんでからは、同じ痛みに襲われることはなくなりました。これから長期間歩くという方には、同じように歩幅を小さくすることをおすすめします。

 

こまめな休憩も大事。一時間ごととかでもよし

 

野宿の旅の場合、その日一日のゴールは眠れそうな場所にたどり着くまでになります。しかしだからといって、ご飯以外はずっと歩きっぱなしというのは疲れてしまいます。

 

疲れ切って、もう歩けないところまでいってから休むのではなく、歩けない状態にならない程度に定期的に休憩を取りましょう。1時間のうち10分間を休むようにしておいたりすれば、なかなか野宿できそうな場所が見つからないときでも踏ん張りがききます。

 

そういうときに大事なのは焦らないこと。

 

テントを張れる場所が見つかると安心するものです。逆に野宿できる場所が見つからないと焦ってきます。それでも落ち着いて、長期戦に備えて体力を余らせておくことが、長旅のコツです。